ハサミで切った折り紙のような、直線的な三角形の葉だ。

葉はとても大きいのに、花は小さくて控えめ。

色は違うけれど、そこら中に蔓延っている黄色いカタバミの花に似ている。

 

冬の間はブルーデイジーに埋もれて地上に姿が見えなかったのが、勢力を伸ばして逆転。

後ろ側に写っているのがそのブルーデイジー。今は切り戻してお休み中だ。

 

今朝、今年初めてセミの声を聞いた。

梅雨明けはまだだけど、いよいよ夏本番が来る。

そう思ったら、なんだかわくわくしてしまった。

 

高原の避暑地も海外のリゾートも、近場の温泉もプールも祭りもキャンプもBBQも花火もアバンチュールもまるで予定がないし予定する予定もないのに、どうしてわくわくしちゃうんだろう。

夏なんか暑くて嫌だし、日に当たれば痒くなるのに。

 

もしかしたら、

日が暮れて涼を感じてほっとしたり、冷房の効いた部屋に入って生き返った気がしたり、風鈴の音が風流だとか、果物が美味しいとか、シャワーを浴びてさっぱりとか……暑さが辛い分、幸せを感じるポイントが多くなるからなのかしら。

 

ま、いいや。

とりあえず、わくわくしとこう。

どんな季節もいずれは通り過ぎてしまうんだ。